何年か前にyahooブログが終了することになり、ブログをLive doorに移行した。
ところが2006年から始めた初期のものが移らなく、今回その幾つかを取り上げてみようと思うのである。
まずは、バスを「岡崎公園」で降り、インクラインから南禅寺までを歩いた、2007年に「南禅寺」と題してアップしたブログを取り上げる。
京都駅からバスを「岡崎公園」で降りると、平安神宮の赤い大鳥居が目に入る。

01平安神宮mid
平安神宮応天門から神宮道を南に300mの所に建つ、高さ24m、幅18mの平安神宮の大鳥居。
明治28年(1895)に平安遷都1100年を祈念して建てられた平安神宮だが、それに見合う鳥居が出来ないまま、30年余り鳥居の無い神社であった。
時は過ぎて、昭和3年(1928)昭和天皇の即位の記念行事として、平安神宮の鳥居建設が持ちあがった。

02鳥居mid
鳥居を建てる場所として、平安神宮の正面で相応しい所として、疏水の近く、当時の市電の停留所などを考慮して神宮道の現在の場所が選ばれたのである。

03疎水mid
鳥居建設には、京都帝国大学の武田五一が顧問となり、京都府技師の阪谷良之進が設計にあたり、平安神宮が建てられた当時は、大鳥居を石材や木材で造ることは難しかったのだが、昭和に入り建築技術の進歩により、鉄筋コンクリートで鳥居を造ることが出来る様になったのである。
鳥居の形も、荘重かつ端正な印象を与える明神型の鳥居が採用され、高さ24m、幅18m、柱径3.6m、笠木長34mという大鳥居が完成したのである。