左京区浄土寺真如町に「真正極楽寺」という寺院があるのだが、真正極楽寺と言うよりも「真如堂」と言うほうが、秋の紅葉の季節には紅葉を楽しむ人々で賑わう寺だと分かるのである。
真如堂は、鈴声山真正極楽寺といい、藤原時代の永観2年(984)の戒算上人が開いたもので、正歴5年(994)一条天皇が本堂を建て、勅願寺とした。
本堂は寛永年間(17世紀中ごろ)に再建されたもので真如堂といい、俗にこの寺の呼び名に用いられている。
寺域も広く、42,000㎡のなかに薬師堂・三重塔・地蔵堂など、たくさんの建物がある。毎年11月5日の夜から15日の朝まで有名な「十夜の法会」が行われる。
出典:【最新旅行案内 京都「真如堂」】より
駒札によれば、
『正しくは真正極楽寺という天台宗の寺である。
平安中期の永観2年(984)、比叡山延暦寺の僧・戒算上人が延暦寺の常行堂にあった阿弥陀如来像を東三条院藤原詮子(せんし:一条天皇の母、藤原道長の姉)の離宮に移し、安置したのが始まりとされる。
当初、この場所の東北に位置する元真如堂(換骨堂)の地にあったが、応仁の乱で荒廃した後、各地を転々とし、元禄6年(1693)に現在地への再建が開始された。
本堂(重要文化財)は江戸時代の享保2年(1717)の上棟で、京都市内の天台宗の寺院の本堂として最大規模を誇り、内部には、本尊の阿弥陀如来立像(重要文化財)が祀られている。
本尊は「うなずきの弥陀」とも呼ばれ、毎年11月15日にのみ開帳される。
寺宝として、仏師運慶の発願によって書写された法華経六巻(国宝)をはじめ、応仁の乱などを描いた室町時代の真如堂縁起(重要文化財)、毎年3月に公開される大涅槃図など、多数を蔵する。
秋には、東山を借景にした「涅槃の庭」や三重塔、梵鐘に色付いたもみじが映え、紅葉の名所としても有名である。』
出典:【真如堂の駒札】より
7月25日には、真如堂に保管されている宝物の「虫払会」が公開される。
宝物の虫干しを一般公開し、多くの人に見てもらおうという行事である。
またこの日には「極楽往生の宝印」という儀式が行われる。
あの世に行った安倍晴明が、稔持仏の不動明王の懇願により娑婆に蘇った時に、閻魔大王から授けられたという「宝印」を、参拝者一人一人の額に当てて無病息災を願うというものである。
毎年11月5日の夜から15日の朝まで有名な「十夜の法会」が行われる。
「十夜の法会」とは念仏会で、仏を感じ「南無阿弥陀仏」の念仏を10日10夜にわたり唱える法要である。
真如堂(真正極楽寺)
京都市左京区浄土寺真如町82
京都駅から、
市バス、A1乗り場から「5」系統で「錦林車庫前」下車、徒歩8分



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