すぐき漬けは、洛北・上賀茂の名産品で、その歴史は古い。
すぐき漬けの材料は、すぐき菜というカブの一種で、根は0センチほどの長さで大根よりも短く、円錐形をしており、葉は濃い緑色で大きく成長をする。
すぐき菜は、安土桃山時代に上賀茂神社に仕える社家の人が、賀茂川の河原で見付けた「すぐき菜」を持ち帰り、育てたのが始まりだという。
すぐき漬けは江戸時代初期に、上賀茂で誕生し社家の間でも盛んに作られるようになる。
すぐき漬けは、すぐき菜の皮を剥き荒漬けをする。(いため桶(四斗樽)に皮を剥いたすぐき菜を入れ、塩を多めにふり一昼夜漬けこむ)
荒漬けの後、一本一本水洗いし、本漬けに移る。
樽に隙間なく渦巻状に並べて、一段毎に塩をふり四段に重ね、葉っぱで覆い蓋をして重石で圧力をかける。
これが終わると、一週間ほど蒸らして発酵させ、美味しい「すぐき漬け」が出来上がる。
社家とは、特定神社(この場合は上賀茂神社をいう)の神職を世襲してきた家のことで、この上賀茂の明神川周辺に社家町を形成している。
社家のなかでも最も古く唯一公開されている「西村家庭園」がある。
駒札には、
『西村家庭園は、上賀茂神社の社家であった錦部家の旧宅の庭園であり、明神川から庭園内に水を導入し再び川にもどすというこの地域の社家庭園特有の水利用形式をとっている。
もっとも、他の社家庭園では、導入した水を池とする例がほとんどであるが、この庭園では幅広い二筋の遣水(やりみず)としており、軽快な印象を受ける。
また、庭園の隅にある深さ1メートル余りの円形の窪みは、水垢離(冷水を浴び身体の穢れを去ること)の場として用いられたものとみられ、この庭園の特色の一つとなっている。
更に、上賀茂神社のご神体山である神山の降臨石をかたどったと伝えられる石組みも社家の庭園らしい。このように、西村家庭園は、上賀茂の社家庭園ならではの意匠をもつ貴重なものである。』
出典:【西村家庭園の駒札】より



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youhobito
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