嵐電という電車がある。
正式には、京福電気鉄道株式会社といい、以前はその名の通り、京都と福井に電車を走らせていたのだが、福井の鉄道を第三セクターの「えちぜん鉄道」に譲渡し、現在は京都の四条大宮と嵐山、北野白梅町と帷子ノ辻を走る路線のみとなってしまった。
京都市内の四条大宮から嵐山へ向かうことで「嵐電」の愛称で親しまれており、一部、車と並行して走る路面電車という趣きがあり、沿線には、広隆寺や妙心寺、龍安寺などの名刹が多くある。
今回はその嵐山本線と北野線にある難読駅名を巡ってみようと思うのである。
訪ねる駅は嵐山本線の「西院」「蚕ノ社」「太秦広隆寺」「帷子ノ辻」「有栖川」「車折神社」「鹿王院」と、北野線の「常盤」「御室仁和寺」である。
さてこの内、正しく読めるのはいくつあるだろう。
順を追って紹介していくこととする。
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