誓願寺から新京極通を北に歩くと六角通にあたる。
この通りを右に60mほど歩くと裏寺町通があり、ここを右折するとすぐに「長仙院」がある。
ここに「未開紅の梅」という不思議がある。
長仙院は誓願寺の塔頭で、誓願寺の寺域にあったのだが、幕末の禁門の変(蛤御門の変)で本尊もろともに焼失してしまう。
その後再建され、本尊は廃仏毀釈で荒廃した大通寺の本尊が移されたのだが、この本尊は愛知県の専長寺に移され、再度、明治10年!877)に、東山松原の清円寺から善徳寺に移されていた阿弥陀如来像が移される。
この阿弥陀如来が、長仙寺の現在の本尊である。
この時に、清円寺にあった5体の木像も長仙院に移される。
その中には安倍晴明坐像(江戸時代)があり、本尊とともに安置されている。
長仙院の境内には、蕾の間は紅色で、花が咲くと紅色でなく白い花が咲くのだという、新京極七不思議のひとつ、未開紅(みかいこう)の梅という珍しい梅がある。

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