4系統のバスに乗り終点の「上賀茂神社前」で降り東に10分ほど歩くと、「かきつばた」で有名な大田神社がある。大田神社は上賀茂神社の摂社で、祭神に天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀る。古くは恩多社と呼ばれ「延喜式」にも載っている古社で、この地域の沼沢地を開 ...
黒木の鳥居や小柴垣で知られる「野宮神社」
野宮(ののみや)神社は、伊勢神宮の斎宮に選ばれた内親王が、潔斎の為に籠もった清浄な野の宮跡である。境内には黒木の鳥居や子柴垣が立ち、源氏物語に描かれた往時を偲ばせる。ここが嵯峨野めぐりの入口である。平安時代、斎宮に任じられると、一年間、宮中の初斎院にて身 ...
明治5年槇村正直が拓いた「新京極」
新京極通は、京の町中でも一二をあらそう繁華街であり、寺町通の東と河原町通の西の間、、四条通から三条通へと向かう南北500mの通りである。四条通から三条通のあいだ500mの、南北に通じた通りを「新京極」という。京極とはもともと京の端という意味で、平安京時代 ...
嵯峨鳥居本の「愛宕神社一之鳥居」
嵯峨鳥居本は、嵯峨野の西北、愛宕山の麓に位置し、愛宕街道沿いに八体地蔵の並ぶ三叉路から、愛宕神社一之鳥居にかけての長さ650mの通りである。古くは化野と呼ばれ、葬送の地であったが、現在の町並みは愛宕神社の門前町として発展したものである。八体地蔵のある三叉 ...
大堰川で行われる三船祭の「車折神社」
車折神社には、嵐電の「車折神社」で降りるのが一番の近道である。嵐電「車折神社」の駅は、明治43年(1910)に、車折神社の裏駅として開業している。ずっと駅名は「車折」であったのだが、平成19年(2007)に「車折神社」と駅名を変更している。手前(南側)が ...
東本願寺の別邸で石川丈山が作庭した「渉成園」
東本願寺のある烏丸通を東に一つ入った通りに渉成園がある。慶長7年(1602)、真宗大谷派十二代の教如上人が徳川家康から寺地を寄進され、東本願寺を設立する。その後、三代将軍家光から東本願寺の東側に土地の寄進を受けた十三代宣如上人が、承応2年(1653)に隠 ...
花の生涯の村山たか女ゆかりの「金福寺」
京都駅から5系統のバスにのり「一乗寺下り松町」で降り、東に5分ほど歩くと「金福寺」がある。金福寺は、松尾芭蕉ゆかりの「芭蕉庵」があり、庵のまわりには石碑や句碑が多くあり、また与謝蕪村の墓もあることから、京都でも有名な俳跡として名高い寺院である。また幕末の ...