京都駅から5系統のバスにのり「一乗寺下り松町」で降り、東に5分ほど歩くと「金福寺」がある。金福寺は、松尾芭蕉ゆかりの「芭蕉庵」があり、庵のまわりには石碑や句碑が多くあり、また与謝蕪村の墓もあることから、京都でも有名な俳跡として名高い寺院である。また幕末の ...
日本最古のランプ小屋がある「稲荷駅」
JR奈良線で京都駅を出ると次は「東福寺」で、「稲荷」の駅はその次である。偶然というか、この二つの駅はいずれも京阪電車と駅を接しているのである。JRの「稲荷」駅と京阪電車の「伏見稲荷」駅は伏見稲荷大社の最寄り駅で、JRの「稲荷」駅で降りると、本町通りに面し ...
空海が天長5年に創建した「綜芸種智院」
京都駅から西に歩き、油小路から一つ西に入った近鉄電車の線路に沿った路地の角に、西福寺という小さなお寺があるのだが、この場所に弘法大師が創建したという「綜芸種智院」という私学があった。綜芸種智院は、天長5年(828)空海(弘法大師)により創建されたもので、 ...
黄不動と呼ばれる不動明王像の画がある「曼殊院」
曼殊院を訪ねるには、市バスの5系統で「一乗寺清水町」で降り徒歩20分か、または、叡山電鉄「修学院」の駅から徒歩25分である。いずれも、鷺森神社の参道から鷺森神社を経て東に、比叡山の麓に向かい登り調子になる道を、市中のざわめきを離れ、鳥のさえずりを聞きなが ...
藤原道長の通称御室関白の由来となった「法成寺」
鴨沂高校から寺町通を北に少し行くと、東に小さな通りが鴨川へと続いている。これが荒神口通である。その北側にある京都府立鴨沂高等学校のグランドの塀に埋め込まれるようにして立つのが法成寺の跡を示す「従是東北法成寺址」の石碑である。法成寺は平安時代中期に、摂関政 ...
桜花会が開かれる「平野神社」
京都駅から50または205系統のバスに乗り「衣笠校前」で降りると、京でも桜が早く咲く平野神社がある。平野神社は延暦年間に、大和国から今の地に移された。現在の社殿は寛永年間(1624~1643)に再建されたもので、第一殿から第四殿と、摂社県社(あがたのやし ...
木屋町通に遭難の碑が立つ「本間精一郎」
高瀬川に架かる蛸薬師橋を超え、土佐藩邸跡を右に見て、木屋町通を南に、紙屋橋の向かい側に、本間精一郎が斬殺された場所がある。本間精一郎は、天保5年(1834)に越後寺泊の「かくほん」という屋号の、酢醤油を醸造している豪商の家に生まれる。嘉永6年(1853) ...